レオナルド・ディカプリオ出演映画の全作品一覧とおすすめ映画を15選
名作から最新作まで徹底紹介
映画好きなら、誰もが一度はその名前を聞いたことがある――レオナルド・ディカプリオ。
彼は、単なるハリウッドスターではなく、時代と共に進化を続ける“俳優という生き方”そのものを体現してきました。
私自身、2日に1本は映画を観るほどの映画好きですが、ディカプリオは好きな俳優の一人です。
若き日の『タイタニック』での瑞々しい演技から、『レヴェナント:蘇えりし者』での鬼気迫るサバイバル演技、そして近年の『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』まで——。
彼の歩みは、まさに“挑戦と変化”の連続です。
そして現在、最新作『ワン・バトル・アフター・アナザー』が劇場公開中。
ポール・トーマス・アンダーソン監督と組んだ本作では、これまで以上に複雑で人間味あふれる役柄に挑戦しており、円熟期の演技が大きな話題を呼んでいます。
本記事では、レオナルド・ディカプリオのおすすめ映画15選を中心に、彼の演技の魅力や出演作の全一覧、そしてU-NEXTなどで視聴できる作品情報までを詳しくまとめました。
これからディカプリオ作品を観たい方はもちろん、すでにファンの方にも“もう一度観返したくなる”ような内容を目指しています。
U-NEXTでは一部の作品が見放題配信中。無料トライアルを活用すれば、名作を気軽に振り返ることもできます。
本ページの情報は2025年11月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXT公式サイトにてご確認ください。
本ページはプロモーションが含まれています。
レオナルド・ディカプリオとは?

ハリウッドを代表する俳優、レオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)。
1974年11月11日、アメリカ・ロサンゼルス生まれ。10代の頃からテレビドラマやCMに出演し、類まれな演技力で注目を集めました。1990年代には青春スターとして人気を得ながらも、次第に演技派としての地位を確立していきます。
現在では、アカデミー賞をはじめ数々の映画賞を受賞する名優として、世界中の映画ファンから敬愛されています。
プロフィールと経歴
ディカプリオは、父親がイタリア系ドイツ人、母親がドイツ出身というルーツを持ち、芸術的な環境の中で育ちました。
子どもの頃から俳優に憧れ、わずか14歳で芸能活動をスタート。
1993年の映画『ギルバート・グレイプ』では、発達障害を持つ少年役を繊細に演じ、弱冠19歳でアカデミー賞助演男優賞に初ノミネートされます。
1997年の『タイタニック』で世界的なスターへと躍り出ると、その名は一躍知られることに。
その後は話題作・大作に次々と出演し、スコセッシ、ノーラン、タランティーノといった名監督たちの常連俳優となりました。
近年では俳優業だけでなく、環境保護活動家としても積極的に活動しており、社会問題への意識の高さも評価されています。
若手時代からハリウッドのトップスターへ
ディカプリオのキャリアは、典型的な“ハリウッドの成り上がり”とは一線を画しています。
『タイタニック』でアイドル的な人気を得たあと、多くの俳優がロマンス映画の路線を歩む中、彼はあえてよりシリアスで挑戦的な作品を選びました。
『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2002)でスコセッシ監督とタッグを組み、俳優としての新たな方向性を模索。
『アビエイター』(2004)や『ブラッド・ダイヤモンド』(2006)など、精神的にも肉体的にも過酷な役を次々と演じることで、「見た目だけのスター」から「実力派俳優」へと評価を変えていきました。
そして2015年、『レヴェナント:蘇えりし者』で悲願のアカデミー賞主演男優賞を受賞。この瞬間、彼は“若手スター”から“ハリウッドの象徴”へと完全に進化したのです。
彼が“ただのイケメン俳優”で終わらなかった理由
ディカプリオが特別なのは、美貌に頼らず、自分の演技力でキャリアを築き上げたことです。
彼の演技には、常に「人間の弱さ」「欲望」「狂気」といったリアルな感情が込められています。
『シャッター アイランド』では精神的に追い詰められる男を、
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』では野心と破滅の間を行き来する男を演じ、
いずれも観客に強烈な印象を残しました。
また、彼は作品選びのセンスにも定評があります。
スコセッシやノーランなど、常に高品質な映画を作る監督と組み続けることで、俳優としての信頼とブランドを築いてきました。
さらに、地球温暖化や自然保護への活動を通じて、社会的影響力のある人物としても注目されています。
華やかなスターでありながら、芯にあるのは「信念」と「探求心」。
それこそが、レオナルド・ディカプリオが“ただのイケメン俳優”で終わらなかった最大の理由と言えるでしょう。
レオナルド・ディカプリオの出演映画おすすめ15選

俳優としての魅力を語る上で、レオナルド・ディカプリオの出演作は外せません。
ここでは、彼のキャリアを象徴する代表作を15本厳選してご紹介します。
若手時代の瑞々しい演技から、円熟した演技派としての姿まで、ディカプリオの“進化の軌跡”をたどるラインナップです。
『タイタニック』(1997年)
出典:YouTube(20世紀スタジオ 公式チャンネル)
永遠の名作。世界を涙させた若きディカプリオの出世作
監督:ジェームズ・キャメロン
共演:ケイト・ウィンスレット
世界中で社会現象を巻き起こしたラブストーリー『タイタニック』。
ディカプリオ演じるジャック・ドーソンは、身分の違う女性・ローズと出会い、豪華客船タイタニック号の運命とともに、愛の奇跡を体現します。
公開当時、ディカプリオはわずか22歳。
彼の繊細でまっすぐな演技、そして儚げな表情は、一夜にして“世界中の女性が恋した俳優”という地位を確立しました。
しかしこの作品は、単なる恋愛映画ではありません。人間の尊厳、格差社会の残酷さ、そして“愛が持つ力”を描いた壮大な人間ドラマです。
後年のシリアスなディカプリオ作品を観る上でも、ここからすべてが始まったと言える一本です。
→壮大な愛のドラマで涙したいロマンチストな方におすすめ。
『ロミオ+ジュリエット』(1996年)
出典:YouTube(Rotten Tomatoes Classic Trailers)
現代的にアレンジされた名作悲恋――青春の儚さと美しさ
監督:バズ・ラーマン
共演:クレア・デインズ
シェイクスピアの悲劇を、現代のアメリカを舞台に大胆リメイクした『ロミオ+ジュリエット』。
古典的なセリフと、銃や車を使う現代的な演出を融合させた、映像美と音楽センスが際立つ青春悲劇です。
ディカプリオは若きロミオを熱演。
純粋で一途、時に衝動的な青年の感情をリアルに表現し、観客に「若さの痛み」と「恋の美しさ」の両方を感じさせます。
特に、ジュリエットと初めて出会う水槽越しのシーンは映画史に残る名場面。
“美しすぎるロミオ”として世界を魅了しつつ、俳優としての表現力を確実に高めた重要な作品です。
→若き日のディカプリオが放つ情熱的な恋に浸りたい方におすすめ。
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(2002年)
出典:YouTube(Netflix Japan)
天才詐欺師を軽やかに演じる、魅力全開の一本
監督:スティーヴン・スピルバーグ
共演:トム・ハンクス
実在の天才詐欺師フランク・W・アバグネイルJr.の半生を描いた痛快クライム・エンタメ。
ディカプリオは、10代にしてパイロットや医師になりすます天才的な詐欺師を演じ、そのカリスマ性とチャーミングさで観客を惹きつけます。
スピルバーグ監督の軽快なテンポと、トム・ハンクス演じるFBI捜査官との“追う者・追われる者”の関係が絶妙なバランスで展開。詐欺劇でありながら、家族愛や孤独といった人間ドラマも丁寧に描かれています。
本作のディカプリオは、少年のようなあどけなさと、知略に満ちた大人の顔を見事に使い分け、「彼の多面性」を印象づけた一作です。シリアスな役だけでなく、こうした軽やかな演技ができる点も彼の魅力。
→テンポの良いストーリーで爽快感を味わいたい方におすすめ。
『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2002年)
出典:YouTube(Rotten Tomatoes Classic Trailers)
スコセッシとの初タッグ!復讐に燃える青年の成長物語
監督: マーティン・スコセッシ
共演: ダニエル・デイ=ルイス
19世紀半ばのニューヨーク、移民たちが覇権を争う混沌の時代を舞台に描かれる壮大なドラマ。ディカプリオは、父を殺された復讐に燃える青年アムステルダムを熱演します。
監督は巨匠マーティン・スコセッシ。本作は、ディカプリオにとってスコセッシとの初タッグ作品であり、以降の名コンビ誕生のきっかけとなりました。
荒廃したニューヨークの街並みや、ダニエル・デイ=ルイス演じるビル・ザ・ブッチャーとの圧倒的な対立構造は圧巻。若きディカプリオが、ただのアイドル俳優から“真の演技派”へと脱皮していく過程が見える一本です。
→ 歴史ドラマや重厚な人間ドラマが好きな方におすすめ。
『アビエイター』(2004年)
出典:YouTube(Rotten Tomatoes Classic Trailers)
狂気と天才のはざまで――オスカー俳優への道を切り開いた作品
監督: マーティン・スコセッシ
共演: ケイト・ブランシェット
実在した大富豪であり映画プロデューサー、さらに飛行家でもあったハワード・ヒューズの半生を描く伝記ドラマ。ディカプリオは、成功と孤独、そして強迫性障害に苦しむヒューズの“狂気”をリアルに表現しています。
スコセッシ監督との再タッグ作でもあり、ディカプリオが“演技で人の心を震わせる俳優”として評価を確立した重要作。豪華絢爛な1930年代のハリウッド再現や、飛行シーンのスケール感も見どころです。
特に、潔癖症に苛まれながらも夢を追い続けるヒューズの姿には、ディカプリオ自身の完璧主義と重なる部分も。
→ 伝記映画や実話ベースの人間ドラマが好きな方におすすめ。
『ブラッド・ダイヤモンド』(2006年)
出典:YouTube(Rotten Tomatoes Classic Trailers)
社会派作品で見せた“演技派”としての本領
監督: エドワード・ズウィック
共演: ジャイモン・フンスー
内戦下のアフリカを舞台に、紛争ダイヤモンドの闇を暴く社会派サスペンス。ディカプリオは、冷酷な密売人ダニー・アーチャー役でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされました。
彼が演じるのは、最初は金のために動く男。しかし、ある親子との出会いを通して人間らしさを取り戻していく――その変化を繊細に演じきり、社会問題を超えた“人間ドラマ”として作品を成立させています。
アクション、サスペンス、人間愛、そして社会へのメッセージ。どの要素も高水準でまとまり、ディカプリオの“説得力ある演技”が光る一本。
→ 社会派映画が好きな方や、彼のシリアスな演技を堪能したい方におすすめ。
『ディパーテッド』(2006年)
出典:YouTube(Warner Bros. Entertainment)
潜入捜査官として生きる男の葛藤。緊迫感と哀しみが交錯
監督: マーティン・スコセッシ
共演: マット・デイモン
香港映画『インファナル・アフェア』をリメイクした犯罪サスペンス。マフィアに潜入する警官と、警察内部に潜むスパイ――2人の運命が交錯する緊張感あふれる物語です。
ディカプリオが演じるのは、命を懸けて潜入捜査を続けるビリー。常に死と隣り合わせの極限状態で生きる彼の苦悩と孤独を、圧倒的な演技力で表現しています。
監督はマーティン・スコセッシ。彼との3度目のタッグとなる本作で、スコセッシは悲願のアカデミー賞監督賞を受賞しました。
アクションやサスペンスの要素に加え、正義と悪、忠誠と裏切りの狭間で揺れる人間ドラマが深く刺さる一本です。
→ 緊迫感あるストーリーと、感情を揺さぶる人間ドラマを求める方におすすめ。
『シャッター アイランド』(2010年)
出典:YouTube(Rotten Tomatoes Classic Trailers)
謎が謎を呼ぶ心理スリラー。ディカプリオの狂気演技が光る
監督: マーティン・スコセッシ
共演: マーク・ラファロ
精神病棟がある孤島で発生した失踪事件を追う連邦保安官を描く、極上のサイコスリラー。ディカプリオは、事件を調査するうちに自らの過去と向き合うことになる保安官テディを演じています。
スコセッシ監督との4度目の共演作で、ミステリーと心理劇の要素が絶妙に融合。観る者の“思い込み”を巧みに利用した構成と、衝撃的なラストが話題になりました。
ディカプリオの繊細な表情の変化や、狂気と理性の境界を漂う演技が圧巻。1度観ただけでは理解しきれない深みがあり、鑑賞後にもう一度見返したくなる作品です。
→ 心理ミステリーや伏線回収系の映画が好きな方におすすめ。
また、映画『シャッター アイランド』については以下記事で詳しく紹介しています。
『インセプション』(2010年)
出典:YouTube(ワーナー ブラザース 公式チャンネル)
夢と現実の境界で戦う男――ノーラン×ディカプリオの傑作
監督: クリストファー・ノーラン
共演: ジョセフ・ゴードン=レヴィット
夢の中に潜り込み、他人の潜在意識を操作する「インセプション=植え付け」を題材にしたSFアクション大作。ディカプリオは、過去の罪に苦しむ天才エージェント・コブを演じています。
監督はクリストファー・ノーラン。複雑な構成ながら、夢と現実の狭間で戦う男の“感情”を軸に描くことで、難解さを超えた感動を生み出しています。
ディカプリオの表情ひとつひとつに、家族への愛と喪失の痛みがにじみ、観客を物語の深層へと引き込みます。
アクション、サスペンス、ドラマ――すべてが完璧に融合した近年最高峰のSF映画。
→ 頭脳派SFが好きな方や、映像美と物語性を両立した作品を求める方におすすめ。
また、映画『インセプション』については以下記事で詳しく紹介しています。
『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012年)
出典:YouTube(ソニー・ピクチャーズ 映画)
悪役としての魅力爆発。タランティーノ作品で異彩を放つ
監督: クエンティン・タランティーノ
共演: ジェイミー・フォックス
奴隷制度が色濃く残る19世紀アメリカ南部を舞台に、自由を求めて立ち上がる黒人奴隷ジャンゴの復讐劇を描いた、クエンティン・タランティーノ監督の異色西部劇。
ディカプリオが演じるのは、南部の大農園を支配する残酷な大富豪カルヴィン・キャンディ。冷酷かつ狂気じみた悪役を、圧倒的な存在感とエネルギーで演じ切っています。特に有名なのが、手を負傷しながらも演技を続けた“流血の晩餐シーン”。その迫真の演技は、彼の俳優魂を象徴する瞬間として語り継がれています。
これまでの“正統派ヒーロー像”を覆す悪役への挑戦により、ディカプリオの演技の幅と深みを世界に見せつけた一作です。
→ 強烈なキャラクターと圧倒的な演出を楽しみたい方におすすめ。
また、映画『ジャンゴ 繋がれざる者』については以下記事で詳しく紹介しています。
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013年)
出典:YouTube(パラマウント・ピクチャーズ(日本版))
破天荒な実在の証券マンを熱演!狂気と笑いの怪演
監督: マーティン・スコセッシ
共演: ジョナ・ヒル
実在した株式ブローカー、ジョーダン・ベルフォートの半生を描いた衝撃の実話映画。ディカプリオは、野望と金と快楽に溺れていく主人公を演じ、これまでのキャリアの中でも最もエネルギッシュな演技を披露しています。
スコセッシ監督との再タッグとなった本作では、暴走する男の人生を、ブラックユーモアとテンポの良い演出で描写。ディカプリオは全身全霊で“狂気”と“笑い”を行き来し、観る者を圧倒します。中盤の薬物シーンや大げさな演説など、常識を超えた演技が満載です。
観ていて道徳的には褒められないのに、なぜか目が離せない――それがディカプリオの演技の魔力。
→ スコセッシ×ディカプリオの最高峰タッグを体感したい方におすすめ。
また、映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』については以下記事で詳しく紹介しています。
『レヴェナント:蘇えりし者』(2015年)
出典:YouTube(20世紀スタジオ 公式チャンネル)
極限のサバイバルでついにオスカー獲得!
監督: アレハンドロ・G・イニャリトゥ
共演: トム・ハーディ
実在の人物ヒュー・グラスの壮絶なサバイバルを描く実話ベースのドラマ。仲間に裏切られ、瀕死の状態で極寒の荒野を生き抜く男を、ディカプリオがほとんどセリフのない肉体演技で表現しています。
撮影はすべて自然光のみ、極寒のロケ地で実施され、ディカプリオは生肉を食べ、氷点下で水中に入るなど、まさに“命がけ”の撮影に挑みました。
その結果、彼は本作で悲願のアカデミー賞主演男優賞を受賞。俳優としての情熱と執念が報われた瞬間でした。
大自然の圧倒的映像美と、人間の生存本能を描いた壮大なドラマは、観る者の心に深く刻まれます。
→ セリフよりも“演技で語る”作品を求める方におすすめ。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019年)
出典:YouTube(ソニー・ピクチャーズ 映画)
落ち目の俳優役で“俳優ディカプリオ”の真骨頂を見せる
監督: クエンティン・タランティーノ
共演: ブラッド・ピット
1969年のハリウッドを舞台に、時代の波に取り残された俳優リック・ダルトン(ディカプリオ)と、そのスタントマンで親友のクリフ(ブラッド・ピット)の友情を描いたヒューマンドラマ。監督はクエンティン・タランティーノ。
リックはキャリアの終わりを感じながらも、俳優としての誇りを捨てられない男。ディカプリオは、時代に翻弄される役者の不安や焦燥、そして小さな成功への喜びを、表情と間だけで見事に表現しています。特に撮影現場で涙をこらえながら自分を鼓舞するシーンは、多くの映画ファンの胸を打ちました。
この作品でディカプリオは、“演じることを演じる”という高度なメタ演技を披露。まさに俳優としての集大成とも言える1本です。
→ 映画業界の裏側や“俳優という生き方”に興味がある方におすすめ。
また、映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』については以下記事で詳しく紹介しています。
『ドント・ルック・アップ』(2021年/Netflix)
出典:YouTube(Netflix Japan)
人類滅亡の危機に立ち向かう天文学者をユーモラスに熱演
監督: アダム・マッケイ
共演: ジェニファー・ローレンス
Netflixオリジナル作品として配信された、アダム・マッケイ監督による社会風刺コメディ。地球に迫る巨大彗星の接近を発見した天文学者が、人類を救うために政府やメディアに訴えるも、誰も真剣に受け止めない――というブラックユーモアあふれるストーリーです。
ディカプリオが演じるのは、誠実だが極度に神経質な天文学者ランドール・ミンディ博士。危機を訴えようとするほど空回りしていく姿は滑稽でありながら、現代社会への痛烈な風刺としても心に刺さります。
環境問題に強い関心を持つディカプリオ自身のメッセージも重なり、単なるコメディでは終わらない深みを持った作品です。
メディア操作や情報過多の現代に生きる私たちに、“本当に見るべきものは何か”を問いかけます。
→ 社会風刺が効いた作品やNetflixオリジナル映画を探している方におすすめ。
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』(2023年)
出典:YouTube(パラマウント・ピクチャーズ(日本版))
アメリカの闇に迫る衝撃作。円熟期の演技に圧倒される
監督: マーティン・スコセッシ
共演: ロバート・デ・ニーロ
マーティン・スコセッシ監督と再びタッグを組んだ、実話をもとにした社会派サスペンス。1920年代のオクラホマ州で、ネイティブ・アメリカンの富裕層が次々と殺害された“オセージ族連続殺人事件”を描いています。
ディカプリオは、事件に巻き込まれていく複雑な心情を持つ男アーネストを演じ、善悪の狭間で揺れる人間の弱さをリアルに表現。彼の演技は静かでありながら圧倒的な説得力を持ち、スクリーン全体を支配します。
共演のロバート・デ・ニーロ、リリー・グラッドストーンとの緊張感あふれる掛け合いも見どころです。
社会の構造的差別、権力、そして愛と裏切り。すべてを内包した重厚な作品で、ディカプリオのキャリアの“成熟”を感じさせる一本です。
→ 実話ベースの社会派ドラマや、重厚な人間ドラマを求める方におすすめ。
レオナルド・ディカプリオ出演映画【全一覧】

ディカプリオの俳優キャリアは、10代から現在に至るまで30年以上にわたり、常に進化を続けています。
ここでは、代表作だけでなく初期の作品や声優としての出演作まで、映画出演の全一覧を年代順に紹介します。
どの時期のディカプリオにも、その時代ならではの魅力が詰まっています。
| 公開年 | 作品名 | 監督 | ジャンル | ひとことメモ |
| 1991 | クリッター3 | クリスティン・ピーターソン | SFホラー | 映画デビュー作。若干16歳の初々しさが光る。 |
| 1992 | ボーイズ・ライフ | マイケル・カートン=ジョーンズ | ドラマ | ロバート・デ・ニーロと共演し、演技派の片鱗を見せる。 |
| 1993 | ギルバート・グレイプ | ラッセ・ハルストレム | ヒューマンドラマ | 知的障がいを持つ少年役でアカデミー賞初ノミネート。 |
| 1995 | 百一夜 | アニエス・ヴァルダ | コメディ | カメオ的に登場するレア作品 |
| 1995 | クイック&デッド | サム・ライミ | 西部劇/アクション | 若きガンマン役で存在感を放つ |
| 1995 | バスケットボール・ダイアリーズ | スコット・カルヴァート | 青春・社会派ドラマ | 若者の薬物依存を描く衝撃作。 |
| 1995 | 太陽と月に背いて | アニエスカ・ホランド | 伝記/ドラマ | 詩人ランボーを体当たりで熱演 |
| 1996 | ロミオ+ジュリエット | バズ・ラーマン | 恋愛・青春 | 現代版『ロミオとジュリエット』で世界的ブレイク。 |
| 1996 | マイ・ルーム | ジェリー・ザックス | ヒューマンドラマ | メリル・ストリープと共演、家族の絆を描く |
| 1997 | タイタニック | ジェームズ・キャメロン | 恋愛・パニック | 世界的メガヒットで“レオ様”ブームを巻き起こす。 |
| 1998 | 仮面の男 | ランダル・ウォレス | 歴史・アクション | 1人2役で存在感を発揮。演技派への転換期。 |
| 1998 | セレブリティ | ウディ・アレン | コメディ/群像劇 | ハリウッドの虚栄を皮肉るウディ・アレン作品 |
| 2000 | ザ・ビーチ | ダニー・ボイル | 青春・サスペンス | 旅と孤独をテーマにした異色作。 |
| 2001 | あのころ僕らは | R.D.ロブ | 青春ドラマ | トビー・マグワイアと共演、未公開ながら話題に |
| 2002 | ギャング・オブ・ニューヨーク | マーティン・スコセッシ | 歴史・ドラマ | スコセッシとの初タッグ。俳優としての飛躍点。 |
| 2002 | キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン | スティーヴン・スピルバーグ | クライム・コメディ | 天才詐欺師を軽やかに演じ、幅広い魅力を見せる。 |
| 2004 | アビエイター | マーティン・スコセッシ | 伝記・ドラマ | 実在の天才実業家を熱演し、オスカー候補に。 |
| 2006 | ブラッド・ダイヤモンド | エドワード・ズウィック | 社会派アクション | 紛争ダイヤを巡る重厚な物語。演技が高評価。 |
| 2006 | ディパーテッド | マーティン・スコセッシ | クライム・サスペンス | 潜入捜査官役で観客を魅了。緊迫感が圧倒的。 |
| 2007 | The 11th Hour | レイラ・コナーズ・ピーターセン | ドキュメンタリー | 環境問題を訴えるナレーター兼製作総指揮 |
| 2008 | ワールド・オブ・ライズ | リドリー・スコット | スパイ・アクション | CIA工作員役で渋い演技を披露。 |
| 2008 | レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで | サム・メンデス | 恋愛/ドラマ | 『タイタニック』以来のケイト・ウィンスレットとの再共演 |
| 2010 | シャッター アイランド | マーティン・スコセッシ | サイコスリラー | 狂気と理性の間を行き来する難役を熱演。 |
| 2010 | インセプション | クリストファー・ノーラン | SFアクション | 世界的ヒット。夢を操る男の壮大な物語。 |
| 2011 | J・エドガー | クリント・イーストウッド | 伝記・ドラマ | FBI初代長官を演じる。メイクと演技が話題に。 |
| 2012 | ジャンゴ 繋がれざる者 | クエンティン・タランティーノ | 西部劇・ドラマ | 悪役として新境地を開拓。圧倒的存在感。 |
| 2013 | 華麗なるギャツビー | バズ・ラーマン | ロマンス/ドラマ | 華やかさと孤独を体現した代表作のひとつ |
| 2013 | ウルフ・オブ・ウォールストリート | マーティン・スコセッシ | 伝記・ブラックコメディ | 狂気の実業家を怪演。笑いと破滅の名演技。 |
| 2015 | レヴェナント:蘇えりし者 | アレハンドロ・G・イニャリトゥ | サバイバル・ドラマ | 過酷な撮影で悲願のオスカーを獲得。 |
| 2016 | 地球が壊れる前に | フィッシャー・スティーヴンス | ドキュメンタリー | 環境活動家としての姿を映す真摯な作品 |
| 2019 | ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド | クエンティン・タランティーノ | ヒューマンドラマ | 落ち目の俳優役で“俳優ディカプリオ”を体現。 |
| 2021 | ドント・ルック・アップ(Netflix) | アダム・マッケイ | コメディ・社会風刺 | 彗星衝突をめぐる風刺劇で神経質な博士を熱演。 |
| 2023 | キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン | マーティン・スコセッシ | 社会派・サスペンス | アメリカの闇を描く実話作。円熟の演技が圧巻。 |
ディカプリオのキャリアは、「青春スター」→「演技派俳優」→「社会派の象徴」と、3段階で変化しています。
その変遷を時系列で追うことで、彼が“時代とともに成長した俳優”であることが実感できるでしょう。
レオナルド・ディカプリオの演技スタイルと魅力

繊細さと狂気を併せ持つ演技力
レオナルド・ディカプリオの演技を語るうえで欠かせないのが、その**「繊細さ」と「狂気」**の共存です。
彼のキャラクターは、どれも内面の葛藤や感情の揺れを丁寧に描き出しており、一瞬の表情や目の動きだけで観客を惹き込みます。
『シャッター アイランド』や『レヴェナント:蘇えりし者』では、極限状態に追い込まれた男の心の崩壊をリアルに体現。
一方で、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』や『インセプション』では、知的でありながらどこか不安定な人物を自然体で演じています。
ディカプリオは“役に入り込む”タイプの俳優としても知られ、撮影現場では素の自分を消し去るほど。
彼の演技には常に「人間の弱さ」や「狂気の美しさ」が宿り、観る者の感情を激しく揺さぶります。
スコセッシやノーランら監督が惚れ込む理由
マーティン・スコセッシやクリストファー・ノーラン、クエンティン・タランティーノ――
現代映画界の巨匠たちがこぞってディカプリオを起用するのには理由があります。
それは、彼が「監督のビジョンを的確に理解し、全身全霊で表現できる俳優」だから。
スコセッシは『ギャング・オブ・ニューヨーク』以降、何度もディカプリオとタッグを組み、「彼はデ・ニーロの次の世代」と語るほどの信頼を寄せています。
ノーラン監督も『インセプション』で彼を主演に据え、「彼の感情表現が作品全体に深みを与えた」とコメントしています。
ディカプリオのすごさは、どんな大作でも派手な演技に頼らず、キャラクターの“人間味”で物語を支える点。
監督たちはその真摯な姿勢と理解力に惚れ込み、繰り返し彼と仕事をしたがるのです。
社会問題・環境問題への意識と人間性
俳優としての成功にとどまらず、ディカプリオは社会的メッセージを発信する活動家としても知られています。
彼は1998年に「レオナルド・ディカプリオ財団」を設立し、地球温暖化や絶滅危惧種保護といった環境問題に積極的に取り組んできました。
国連の気候サミットではスピーチを行い、ドキュメンタリー『地球が壊れる前に』を制作するなど、環境保全活動にも真剣です。
こうした姿勢は、彼の映画選びにも反映されています。
『ブラッド・ダイヤモンド』や『ドント・ルック・アップ』のように、社会の矛盾や人間の愚かさを描く作品に積極的に参加しているのもその一環です。
つまりディカプリオは、単なるハリウッドスターではなく、「演技を通じて世界に影響を与えること」を使命とする俳優。
その真摯な人間性こそが、彼の演技に説得力と深みを与えているのです。
U-NEXTで観られるレオナルド・ディカプリオ作品

U-NEXT(ユーネクスト)見放題・有料レンタルの区分
U-NEXTでは、レオナルド・ディカプリオの出演作品が数多く配信されています。
ただし、作品によって「見放題」と「有料レンタル(ポイント作品)」に分かれている点に注意が必要です。
たとえば、代表作の**『インセプション』や『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』、『シャッター アイランド』**などは、時期によって見放題対象になっていることが多い一方、
**『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』**など比較的新しい作品は、有料レンタル(ポイント利用)が必要な場合があります。
U-NEXTの作品ラインナップは定期的に更新されるため、最新の配信状況は公式サイトで確認するのがおすすめです。
検索バーに「レオナルド・ディカプリオ」と入力すると、出演作が一覧で表示されるのでとても便利です。
無料トライアルの活用法
U-NEXTでは、初回登録時に31日間の無料トライアルが用意されています。
この期間中は、見放題対象のディカプリオ作品をすべて無料で視聴可能です。
さらに、登録時に600円分のポイントが付与されるため、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』といった有料作品も、実質無料で1本楽しむことができます。
無料トライアル中に解約しても料金は発生しないため、「見放題の作品をまとめて観たい」「最新作をポイントで観たい」という方には非常にお得なサービスです。
また、U-NEXTは映画だけでなく、海外ドラマ・アニメ・ドキュメンタリー・雑誌まで幅広く楽しめるため、ディカプリオ作品をきっかけにサブスク映画ライフを始めるのにも最適なプラットフォームです。
おすすめの視聴順
ディカプリオの作品は、どれも見応えがありますが、テーマや時期ごとに観ることでより深く楽しめます。
以下のような順番で観ると、彼の俳優としての進化を感じられるでしょう。
① 若手時代の代表作で“スター誕生”を体感
→『ロミオ+ジュリエット』『タイタニック』
② キャリア中盤の“挑戦期”を堪能
→『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』『アビエイター』『ブラッド・ダイヤモンド』
③ 演技派としての真価を発揮する傑作群
→『ディパーテッド』『シャッター アイランド』『インセプション』
④ 俳優としての円熟期を味わう
→『ジャンゴ 繋がれざる者』『ウルフ・オブ・ウォールストリート』『レヴェナント:蘇えりし者』
⑤ 社会派・大人のディカプリオを堪能
→『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』『ドント・ルック・アップ』『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
この順で観ていくと、ディカプリオの演技が“アイドル俳優”から“名優”へと進化していく過程を実感できます。
特にU-NEXTなら、多くの代表作が1つのサービス内で網羅できるため、時系列での視聴にも最適です。
まとめ|ディカプリオの作品は“進化の記録”

作品ごとに変化する表情と演技
レオナルド・ディカプリオのキャリアは、まさに「進化の記録」といえるでしょう。
『タイタニック』の頃は、世界中をときめかせる若きスター。
しかし、その後の彼は“ルックスだけの俳優”で終わることなく、作品ごとに新しい表情を見せ続けてきました。
『シャッター アイランド』で見せた狂気、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の爆発的なテンション、
そして『レヴェナント:蘇えりし者』での極限演技——。
ディカプリオはどの時代の作品を観ても、その瞬間の「全身全霊」をぶつけていることが伝わります。
また、社会問題を扱う作品への出演や、環境保護活動にも積極的に関わる姿勢からもわかるように、
彼は単なる映画スターではなく、“現実と向き合う表現者”として成長を続けています。
だからこそ、彼の作品には“生きる熱”が宿り、観るたびに心を揺さぶられるのです。
今後の出演予定にも期待
50代に入った レオナルド・ディカプリオ は、俳優としての“進化”を止めていません。これまで以上に選ぶ作品の質が問われる時代。だからこそ、次にどんな役柄で登場するのかは、映画ファンにとって大きな期待ポイントです。
これまでの彼のフィルモグラフィを振り返ると、挑戦の先には必ず新たな名作が生まれてきました。次の作品でも、私たちはまた新しい“レオ様”の顔を見ることになるでしょう。
実際に、彼の最新作として登場した「One Battle After Another」は、 ポール・トーマス・アンダーソン 監督とのタッグで、これまで以上に“挑戦”と“リスク”を背負った作品として注目されています。
この作品でディカプリオは、かつて革命に身を投じた男が“家庭”と“過去”の交錯に苦しむという複雑な役柄を演じており、キャリア後半において“俳優としての硬派な顔”をさらに印象づけています。
作品を追いかけるなら、まずは既に配信・上映されている作品を整理しつつ、新作の劇場公開や配信開始情報をチェックすることで、ディカプリオの“次の一手”をいち早く楽しむことができます。
U-NEXTでは、彼の代表作が多数配信中です。まだ観ていない作品がある方は、ぜひこの機会にチェックしてみてください。
きっとその中に、「あなたにとっての最高の一本」が見つかるはずです。
本ページの情報は2025年10月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。








