クリスマス映画おすすめ｜家族・恋人・ひとりでも楽しめる！心温まる名作を集めました

一年の終わりに近づくと、街中にイルミネーションが輝き、どこか心があたたかくなる——そんな季節には、やっぱり「クリスマス映画」が観たくなりますよね。

笑いあり、涙あり、そして少しの奇跡。クリスマス映画は、観る人の心をやさしく包み込む魔法のような時間をくれます。

私は2日に1本は映画を観るほどの映画好きですが、毎年この時期になると必ずクリスマス映画を観返します。家族と笑ったり、恋人と寄り添ったり、ひとりで静かに過ごしたり──どんなシーンでも心を温めてくれる作品があるのが、このジャンルの魅力です。

この記事では、「定番から隠れた名作まで」をテーマに、クリスマスにぴったりの映画をジャンル別に紹介します。

家族と楽しむファンタジー、恋人と観たいロマンチック映画、そしてひとりでじっくり味わいたい大人の名作まで、幅広くセレクトしました。

今年のクリスマスは、映画の中でしか出会えない“特別な夜”を体験してみませんか？

U-NEXTなら、この記事で紹介する多くの作品をすぐに視聴できます。

本ページの情報は2025年11月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXT公式サイトにてご確認ください。

はじめに：クリスマスに映画を観るなら？

映画好きの筆者が選ぶ「気分を高める」作品たち

1年の中でも特別な時間――それがクリスマスです。

街がイルミネーションで輝き、家の中ではゆっくりとした時間が流れる。そんな季節には、やっぱり映画がよく似合います。

私は2日に1本は映画を観るほどの映画好きで、季節ごとに“その時期だからこそ観たい映画”を探すのが楽しみのひとつです。中でもクリスマス映画は、観るだけで心が温かくなり、現実の忙しさを忘れさせてくれる特別なジャンル。笑えるコメディから感動のラブストーリー、ちょっぴり切ないドラマまで、どんな気分の人にもぴったりな1本がきっと見つかります。

この記事では、そんな映画好きの視点から「今年のクリスマスに観たい映画」をテーマ別に紹介していきます。作品はどれも、U-NEXTなどの配信サービスで気軽に観られる名作を中心にセレクトしました。

大切な人と過ごす夜にも、ひとりで静かに味わう時間にも、あなたの心を温めてくれる映画が見つかるはずです。

家族・恋人・ひとり時間…どんなシーンでも楽しめる理由

クリスマス映画の魅力は、「誰と観るか」によって感じ方が変わるところです。

たとえば、家族と観れば笑いや絆を感じ、恋人と観ればロマンチックな気分に包まれます。ひとりで観るときは、登場人物の想いにじっくり共感し、自分の1年を振り返るような穏やかな時間を過ごせるでしょう。

クリスマス映画は、世代や状況を問わず“心に寄り添う”物語が多いのが特徴です。サンタクロースや雪の街並み、家族の団らん――そうした光景が、どこか懐かしく、優しい気持ちを呼び起こしてくれます。

今年のクリスマスは、ただ飾り付けをするだけでなく、「映画で雰囲気を楽しむ時間」を作ってみませんか？

この記事を読めば、あなたのシーンにぴったりなクリスマス映画がきっと見つかります。

定番のクリスマス映画【まずはこれを観よう】

クリスマス映画といえば、まずは外せない名作たち。どの世代にも愛され、何度観ても心が温かくなる――
そんな“王道の3本”を紹介します。笑いあり、感動ありのラインナップで、家族でも恋人でも、もちろんひとりでも楽しめます。

『ホーム・アローン』（1990年）｜笑ってハラハラ！不動の人気No.1

出典：YouTube（ディズニープラス）

クリスマス映画の定番中の定番といえば『ホーム・アローン』。家族旅行に置いていかれた少年・ケビンが、泥棒コンビを相手に奮闘するコメディ映画です。ユーモア満点のトラップと、少年の知恵と勇気が生み出すテンポの良さは、何度観ても飽きません。

本作が愛され続ける理由は、単なるドタバタ劇ではなく、“家族の大切さ”というテーマが根底にあるから。笑いながらも、最後には心がじんわり温かくなる。子どもから大人まで楽しめるバランスが絶妙です。

ホリデーシーズンに家族で観るなら、まずこの一本。雪景色と温かな家の光が、クリスマスの気分を一気に高めてくれます。

『ラブ・アクチュアリー』（2003年）｜恋と奇跡が交差する名作

出典：YouTube（シネマトゥデイ）

クリスマス映画のロマンチックな代表格といえば『ラブ・アクチュアリー』。イギリス・ロンドンを舞台に、首相、作家、少年、夫婦――さまざまな人々の恋と絆が交錯する群像劇です。

10人以上の登場人物たちの物語が少しずつ重なっていく構成は見事で、“愛の形はひとつじゃない”というメッセージが、クリスマスという季節にぴったり響きます。

特に有名な「プラカードの告白シーン」は、映画史に残る名シーンとして世界中のファンに愛されています。

観終わったあとには、誰かに優しくしたくなるような不思議な幸福感が残る――
そんな“奇跡を信じたくなる”作品です。恋人や夫婦で観るクリスマス映画として、これ以上ない王道といえるでしょう。

『グリンチ』（2000年）｜子供と一緒に楽しめるクリスマスファンタジー

出典：YouTube（Rotten Tomatoes Classic Trailers）

クリスマスが大嫌いな怪物・グリンチが主人公の『グリンチ』は、子どもと一緒に観るのにぴったりなファンタジー映画。

緑色の体をしたグリンチが、町の人々のクリスマスを台無しにしようと企むところから物語が始まります。しかし、無邪気な少女シンディとの出会いをきっかけに、グリンチの心が少しずつ変わっていく――
という温かいストーリー。

見た目は少し怖いけれど、どこか憎めないグリンチの表情やコミカルな動きに、子供たちは夢中になります。2018年のアニメ版『グリンチ』は、映像がカラフルでテンポも良く、大人も一緒に楽しめる仕上がり。

「本当のクリスマスって何だろう？」というメッセージも込められており、家族で観ると自然と笑顔になれる作品です。

家族で楽しめるクリスマス映画

クリスマスは、家族と過ごす時間がいちばん輝く季節。そんな夜に観たいのは、子どもから大人まで一緒にワクワクできて、観終わったあとには「今年も一緒に過ごせてよかった」と感じられるような温かな作品です。

ここでは、夢・絆・希望をテーマにした、家族にぴったりの3本を紹介します。

『ポーラー・エクスプレス』（2004年）｜夢と希望に満ちた鉄道の旅

出典：YouTube（Warner Bros. Entertainment）

サンタクロースを信じられなくなった少年の前に現れたのは、北極行きの不思議な列車――
その名も「ポーラー・エクスプレス」。

この映画は、信じる心の大切さをテーマにしたCGアニメーションの名作です。列車の中で出会う仲間たちとの冒険や、幻想的な雪景色の美しさは圧巻。まるで自分も一緒に旅をしているような臨場感に包まれます。

監督は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のロバート・ゼメキス。

子どもにとってはワクワクする冒険映画、大人にとっては“忘れかけた純粋な心”を思い出させてくれる物語です。

家族で観れば、きっと「信じるって素敵だね」という会話が生まれるはず。

『アーサー・クリスマスの大冒険』（2011年）｜家族の絆とサンタの秘密

出典：YouTube（シネマトゥデイ）

サンタクロース一家にも、実はちょっとした家族の事情がある――。
そんなユニークな発想から生まれたのが、『アーサー・クリスマスの大冒険』です。

クリスマス当日、世界中の子どもたちにプレゼントを届けるサンタ一家。ところが、たった一人の子どもにプレゼントを届け忘れてしまった！そのミスを取り戻そうと奮闘するのが、心優しい次男・アーサーです。

ハイテクなサンタの秘密基地や、空飛ぶソリの迫力あるシーンなど、アニメーションならではのスピード感とユーモアが満載。それでいて物語の中心には、「家族の絆」や「思いやり」がしっかりと描かれています。

笑って泣けて、最後は心がぽっと温まる――。
親子で観ると、お互いをもっと大切にしたくなる1本です。

『くるみ割り人形と秘密の王国』（2018年）｜美しい映像で味わうクリスマスの魔法

出典：YouTube（ディズニープラス）

ディズニーが手掛けた実写版『くるみ割り人形』は、まるで絵本の中に迷い込んだような幻想的な映像美が魅力の作品。主人公の少女クララが、亡き母の残した鍵を探すうちに“秘密の王国”へと導かれ、4つの国をめぐる冒険に挑むというファンタジー物語です。

物語そのものは古典的ですが、ディズニーならではの世界観の再構築が見事。衣装、音楽、美術、すべてがクリスマスらしい華やかさに満ちています。

家族で観れば、子どもは物語の魔法に、大人は映像の美しさに魅了されるでしょう。

特に、チャイコフスキーの音楽に合わせたダンスシーンは圧巻。

クリスマスの夜に灯りを落として観れば、まるで自分たちも魔法の世界に迷い込んだような気分になれます。

恋人と観たいロマンチックなクリスマス映画

イルミネーションに包まれた街、流れるクリスマスソング。そんな季節に恋人と観る映画は、普段より少しロマンチックに感じるものです。

クリスマス映画には、「愛のかたち」や「奇跡の瞬間」を描いた名作が多く、観るたびに「大切な人と過ごせる幸せ」を実感させてくれます。ここでは、恋人・夫婦でゆったり観たい、大人のための3作品を紹介します。

『ホリデイ』（2006年）｜心があたたまる大人のラブストーリー

出典：YouTube（Sony Pictures Entertainment）

恋に疲れた女性たちが、クリスマス休暇に“家を交換”する――
そんなユニークな設定から始まる『ホリデイ』は、心がじんわり温まるヒューマン・ラブストーリーです。

ロサンゼルスとイギリス・コッツウォルズという、まったく違う環境で暮らす2人の女性が、お互いの家を交換したことで新しい出会いと自分自身を見つけていく物語。

キュートで等身大の女性たちの姿は、恋人同士で観ても共感できるはず。美しい雪景色や温かなインテリア、流れる音楽までもが「理想の冬の時間」を演出してくれます。

派手さよりも“人の優しさ”を描く映画なので、クリスマスの夜にゆったり観るのにぴったり。観終わったあと、自然と手をつなぎたくなるような心地よさが残ります。

『セレンディピティ・ラブ』（2021年）｜運命の出会いを信じたくなる一本

“運命の恋”という言葉を信じたくなる――
そんなロマンチックな奇跡を描いたのが『セレンディピティ・ラブ』です。

ニューヨークのデパートで偶然出会った男女。一度は別れを告げるものの、「本当に運命なら、また会えるはず」と、互いの連絡先を本に書いて手放すという約束を交わします。それから数年後、別々の人生を歩む2人が再び惹かれ合っていく。

偶然と必然が交錯する構成が秀逸で、観ているこちらまでドキドキしてしまう作品です。

クリスマスのニューヨークが舞台で、雪の街並みやライトアップされた夜景がとにかく美しい。「こんな出会いがあったらいいな」と思わせてくれる、まさに恋人と観たい名作。

観終わったあとには、「2人が出会えたのも偶然じゃないかもね」と話したくなることでしょう。

『ラスト・クリスマス』（2019年）｜切なくも温かいラブストーリー

出典：YouTube（Universal Pictures）

タイトルからして印象的な『ラスト・クリスマス』は、ジョージ・マイケルの名曲にインスピレーションを受けて作られたラブストーリーです。

主人公ケイトは、ロンドンでサンタの衣装を着て働く少し不器用な女性。そんな彼女の前に、ある日突然現れた不思議な青年トム。軽やかで優しい彼との出会いが、ケイトの人生を少しずつ変えていきます。

前半は軽快なラブコメディのように進みますが、後半にかけて明かされる“ある真実”に、きっと胸が締めつけられるはず。

切ないのに、観終わると心がぽっと温かくなる――そんな不思議な余韻が残る作品です。

クリスマスの街並みや音楽の美しさも格別で、恋人と静かに過ごす夜にぴったり。涙と優しさが入り混じるラストは、2人の距離をより近づけてくれるでしょう。

子供でも観られる！やさしいホラー・ファンタジー系

「ホラーは苦手だけど、ちょっとスリルを味わいたい」──そんな人におすすめなのが、“やさしいホラー・ファンタジー”系のクリスマス映画です。

暗すぎず、むしろ温かさを感じるストーリーが多いのが特徴。家族で観ても安心ですし、独特の世界観に浸れるのも魅力です。

ここでは、子供から大人まで楽しめる名作を2本ご紹介します。

『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』（1993年）｜ハロウィンとクリスマスの融合

出典：YouTube（ディズニー・スタジオ公式）

ティム・バートンが生み出したダークファンタジーの傑作『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』。ハロウィンの王・ジャック・スケリントンが、クリスマスタウンの存在を知り、自分たち流の「クリスマス」を開こうと奮闘する物語です。

独特のストップモーション・アニメーションと音楽が生み出す世界観は、まるで絵本をめくっているよう。“怖い”よりも“可愛い”要素が強く、子供でも楽しめる内容になっています。

また、クリスマスの本当の意味──「誰かを想う優しさ」や「喜びを分かち合う心」──がしっかり描かれているのもポイント。

ホラーとファンタジーが美しく混ざり合った、不思議で心温まる一本です。ディズニープラスなどでも配信中なので、家族で観る夜にもぴったりです。

『グレムリン』（1984年）｜80年代の名作でノスタルジックに浸る

出典：YouTube（Warner Bros. Entertainment）

“かわいいペットが実は大変なことに!?”──そんなワクワクとドキドキを同時に味わえるのが『グレムリン』。1984年に公開されたスティーヴン・スピルバーグ製作のファンタジー映画で、今なお世界中で愛されています。

主人公がクリスマスにプレゼントとしてもらった不思議な生き物「ギズモ」。しかし、夜中に食べ物を与えてしまったことで、かわいいギズモが“いたずら好きの怪物”グレムリンに大変身！街を巻き込んだ騒動がコミカルに描かれており、ホラー要素がありながらも怖すぎず、子供でも楽しめるバランスです。

また、80年代映画らしいレトロな雰囲気と温かみのある映像も魅力。子供の頃に観た人は懐かしく、初めて観る人には新鮮に感じられるでしょう。

冬の夜に少し笑って、少しドキドキできる名作です。

また、映画『グレムリン』については以下の記事で詳しく紹介しています。

ひとりで観たい大人のクリスマス映画

クリスマスといえば、恋人や家族と過ごすイメージが強いですが、ひとりの時間をゆったりと楽しむクリスマスも悪くありません。静かな夜に灯りを落とし、心に沁みる映画を観る──それだけで特別な時間になります。

ここでは、人生を見つめ直したくなるドラマ、繊細な愛の物語、そしてスカッと気持ちを切り替えたい人にぴったりのアクションまで。「ひとりで観るからこそ心に響く」3本をご紹介します。

『天使のくれた時間』（2000年）｜もしも別の人生を選んでいたら…

出典：YouTube（Universal Pictures All-access）

「もしあの時、違う選択をしていたら──？」そんな“人生の分岐点”をテーマにした、ニコラス・ケイジ主演の感動作です。

成功を手にした独身のビジネスマン・ジャックが、ある日目覚めると、かつて別れた恋人と結婚し、子どもと暮らす“もう一つの人生”を生きていることに気づきます。最初は戸惑いながらも、家族との何気ない日々を通して本当に大切なものを見つけていく姿に、思わず胸が熱くなります。

仕事、恋愛、家族──どれを取っても正解なんてないけれど、“今の自分の選択を大切にしたい”と思わせてくれる温かい物語です。

こんな人におすすめ
　・忙しくて心が少し疲れている
　・“もしも”の人生を考えてみたい
　・静かな夜に前向きな気持ちになりたい

『キャロル』（2015年）｜静かな夜に観たい繊細なラブストーリー

出典：YouTube（シネマトゥデイ）

1950年代のニューヨークを舞台に描かれる、女性同士の恋をテーマにしたラブストーリー。ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラの繊細な演技が美しく、まるで静かな雪景色の中に自分もいるような没入感を味わえます。

語りすぎないセリフ、抑えた色彩、ゆっくり流れる時間。全てが“静かな夜の映画時間”にぴったりです。

愛の形に正解がないこと、そして人を想う気持ちは時代を超えて変わらないこと──
観終わった後、心に深い余韻が残る作品です。

こんな人におすすめ
　・心を落ち着かせたい夜に
　・美しい映像美と音楽を堪能したい
　・優しいラブストーリーで心を満たしたい

『ダイ・ハード』（1988年）｜男のロマンが炸裂するクリスマス・アクション

出典：YouTube（20th Century Studios）

「クリスマスにアクション？」と思うかもしれませんが、実はこの作品、“クリスマス映画の定番” として世界中で愛されている一本です。

ブルース・ウィリス演じる刑事ジョン・マクレーンが、クリスマス・イブの夜に高層ビルを占拠したテロリストたちと戦う──という王道の展開。セリフも演出も名シーンだらけで、何度観ても爽快感があります。

ストレスを吹き飛ばしたい人、静かな夜に“非日常”を味わいたい人には最高の選択。アクションの中にも、家族への愛や人間味がしっかり描かれているのも魅力です。

こんな人におすすめ
　・スカッとした気分で年末を迎えたい
　・シリーズものを一気見したい
　・シリアスよりもエンタメ派

【番外編】意外と知られていない隠れた名作

定番のクリスマス映画もいいけれど、たまには少し“ひねり”のある作品を観たくなるもの。そんなあなたにおすすめしたいのが、「クリスマス＝温かくて優しい」というイメージを軽く裏切ってくれる“番外編”の3本です。

ホラー、ブラックコメディ、ヒーローアクション──どれも一味違う魅力を持ちながら、確かに“クリスマスの夜”を感じさせてくれる作品ばかりです。

『クランプス 魔物の儀式』（2015年）｜“裏クリスマス”を描く異色ホラー

出典：YouTube（NBC ユニバーサル アジア【公式】）

「サンタクロースがプレゼントをくれるなら、“悪い子”には誰が来るの？」そんなダークな発想から生まれた異色のホラー映画が『クランプス 魔物の儀式』です。

家族の絆を失いかけた少年の前に現れるのは、サンタではなく“闇の使者”クランプス。雪に閉ざされた家で起こる奇妙な出来事と、少しずつ崩壊していく家族──
スリルとブラックユーモアが絶妙に交錯する物語です。

ただのホラーではなく、「クリスマスの本当の意味」 を皮肉たっぷりに描いているのが本作の魅力。

過度な恐怖演出も少なく、ジャンル初心者でも比較的観やすい一本です。定番作品に飽きた方にこそおすすめしたい“裏クリスマス映画”です。

『バッド・サンタ』（2003年）｜ブラックユーモアで笑える問題作

出典：YouTube（Rotten Tomatoes Classic Trailers）

「サンタ＝聖人」なんて誰が決めた？この映画のサンタは、飲んだくれで口が悪くて、正直ちょっとダメ人間。そんな“最低のサンタ”が、意外にも心温まるクリスマスを迎えるという、ブラックコメディの名作です。

ビリー・ボブ・ソーントン演じる主人公は、デパートでサンタのバイトをしながら泥棒稼業を続ける男。しかし、純粋な少年との出会いが、彼の中の「人間らしさ」を少しずつ取り戻していく──という展開が秀逸。

笑えるのに、最後はなぜかホロリとくる。大人のための、ひねくれたクリスマスストーリーです。

王道のハッピーエンドより、少し毒のある物語が好きな人にはぴったりでしょう。

『アイアンマン3』（2013年）｜実はクリスマスが舞台のヒーロー映画

出典：YouTube（ディズニープラス）

マーベルシリーズの中でも異色の一本、『アイアンマン3』。実は物語の舞台が“クリスマスシーズン”ということを知らない人も多いのではないでしょうか。

派手なアクションや最新テクノロジーはもちろん、今作の魅力は「トニー・スターク（アイアンマン）の孤独と再生」に焦点が当たっている点。

雪の降る夜、恋人との絆、失ったものへの後悔──そんなテーマが随所に散りばめられ、ヒーロー映画でありながらも、どこか人間味のあるドラマとして心に残ります。クリスマスらしいロマンチックな雰囲気もあり、シリーズを知らなくても十分楽しめます。

“静かに燃えるヒーローの夜”を味わいたい人におすすめです。

日本のクリスマス映画おすすめ

キラキラしたイルミネーションや雪景色──クリスマスといえば洋画のイメージが強いですが、実は日本にも心温まるクリスマス映画がたくさんあります。

恋人や家族との時間を大切に描いた作品から、人生の希望を見出すような感動作まで。派手ではないけれど、静かに心に染みる日本映画の魅力を感じられる3本をご紹介します。

『すべては君に逢えたから』（2013年）

出典：YouTube（ワーナー ブラザース 公式チャンネル）

東京駅を舞台に、10人の男女が織りなす6つのエピソードが交差する群像ドラマ。

どの物語もクリスマス・イブの“ひととき”を中心に描かれており、誰もが経験したことのある「すれ違い」「後悔」「小さな奇跡」に心が揺さぶられます。

登場人物の背景や心情が丁寧に描かれているため、恋愛映画としてだけでなく、“人とのつながり”をテーマにしたヒューマンストーリーとしても秀逸。

中でも印象的なのは、東京駅の光に包まれながら再会するシーン。「この季節にしか生まれない温かさ」が感じられる瞬間です。

こんな人におすすめ
　・仕事や恋にちょっと疲れている
　・小さな奇跡を信じたくなる夜に
　・心優しい群像劇が好きな人に

『大停電の夜に』（2005年）

出典：YouTube（YouTubeの映画とテレビ番組）

もしもクリスマスの夜、東京が真っ暗になったら──？そんな“非日常”の中で、人々の想いが交錯していく物語です。

突然の大停電により、電気のない街で人々が出会い、すれ違い、過去を見つめ直す。派手な展開はないものの、静寂の中でこそ見えてくる“人の温もり” が深く胸に残ります。

中山美穂、豊川悦司、田口トモロヲなど、豪華キャストの演技も見どころ。ロウソクの灯りに照らされたシーンの美しさは必見です。

この映画が教えてくれるのは、「光がなくても、心は温め合える」ということ。クリスマスの夜にひとりで観ても、どこか安心できる作品です。

こんな人におすすめ
　・静かな夜をゆっくり過ごしたい
　・人間ドラマが好き
　・ロマンチックだけど現実味のある映画を探している

『東京ゴッドファーザーズ』（2003年）

出典：YouTube（YouTubeの映画とテレビ番組）

今敏監督が手掛けたアニメーション映画で、“ホームレスの3人組がクリスマスの夜に赤ちゃんを拾う”という設定から始まる、感動の人間ドラマ。

見た目も境遇もバラバラな3人が、赤ちゃんの両親を探す旅の中で、自分たちの過去や痛みと向き合っていく──そんな姿に涙が止まりません。

社会の片隅に生きる人々を描きながらも、重苦しさはなく、ユーモアと優しさに満ちたストーリーは、観る人すべてに「家族のかたち」を問いかけます。

また、冬の東京の街並みがリアルに描かれており、アニメでありながら“人間ドラマとしての完成度”が非常に高いのも魅力です。

こんな人におすすめ
　・深みのある物語を味わいたい
　・アニメでもリアルな人間描写が好き
　・クリスマスに心が温まる奇跡を見たい

今すぐ観られる！U-NEXTで配信中のクリスマス映画

見放題＆ポイント作品まとめ

クリスマス気分をすぐに楽しみたい人には、U-NEXTの配信ラインナップがおすすめです。

U-NEXTでは、『ラブ・アクチュアリー』や『グリンチ』などの定番クリスマス映画から、『ポーラー・エクスプレス』や『グレムリン』といったファンタジー系作品まで、幅広く配信されています。

多くの人気作は「見放題」に含まれており、追加料金なしで再生可能です。

一方で、新しめの映画は「ポイント作品」として配信されていることもありますが、U-NEXTの初回登録でもらえる600円分のポイントを使えば、実質無料で楽しむことができます。

また、U-NEXTでは英語字幕や日本語字幕の切り替えも簡単にできるため、英語のリスニング練習を兼ねてクリスマス映画を観たい人にも最適です。

視聴履歴からおすすめ作品を提案してくれる機能もあるので、「次に観る作品」に迷うこともありません。

無料トライアルを使ってクリスマス映画を楽しむ方法

U-NEXTは初めての方限定で、31日間の無料トライアルを実施しています。

この期間中は、見放題作品がすべて無料で楽しめるほか、ポイント作品に使える600円分のポイントもプレゼントされます。

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スマホ・タブレット・テレビなど、どのデバイスからでもすぐに再生できます。

寒い夜、外出せずに家の中で“映画館気分”を味わいたい人にはぴったりのサービスです。

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まとめ：今年のクリスマスは映画で心を温めよう

クリスマス映画には、不思議な力があります。

笑い合う家族の姿に温かさを感じたり、恋人たちのすれ違いに胸が締めつけられたり──。
観る人それぞれが、自分の人生や大切な人を思い返すきっかけをくれるのが、クリスマス映画の魅力です。

今年のクリスマスは、映画を通して“心の灯り”をともしてみませんか？家族とにぎやかに観るのもいいし、恋人とロマンチックな夜を過ごすのもいい。もちろん、ひとりで静かに物語の世界に浸る時間も格別です。

そして、U-NEXTなら定番から隠れた名作まで幅広くラインナップされているので、気分に合わせていつでもクリスマス気分を楽しめます。

外の寒さを忘れて、ブランケットにくるまりながら温かいドリンク片手に──そんなひとときを過ごせば、きっと心までほっこりするはずです。

映画の中のクリスマスが、あなたの日常にもやさしい光を届けてくれますように。